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2005年11月27日 (日)

仕事の出来るヤツⅢ「葬式上手なヤツ」

シリーズでお届けしています「仕事の出来るヤツ」、今日は第2弾「葬式上手なヤツ」を書いてみたいと思います。
「仕事のできるスタッフ」を自分の企業・店舗に育てて、組織力アップ、営業力アップを図っていただければ・・・との思いを込めて、今日も考えてまいりましょう。

「葬式」という非日常的な場面で、頼りになるスタッフ・・・・これは何を任せても頼りになるスタッフと言っていいと思います。なぜなら、「葬式」は故人の学生時代の友人や勤め先の人達、親戚など、ひとつの会社やグループといった共通点を持った人間だけが集まる場ではないからです。
葬式の場で初めて出会って、二度と会うことのない人達も「故人」とのかかわりで参集します。
そういった場では、各人の価値観や今までの経験で、その「葬式」の仕切り方にいろいろな感想を持つものです。

「葬式」を仕切ることになったら、「故人」の喜ぶような、また、「故人」の遺族が恥ずかしくないようなきちんとした心配りが必要です。
結論から先に言ってしまいますが、「宴会」同様に、人を満足させる「心配り」が重要であり、それができるためには、一般常識、ビジネスマナーなども必要ですから、「葬式」という特別な場面で、部下・後輩を教育指導することは、仕事の繋がる大事な研鑽の場だと言って言いと思います。

それでは、「葬式」の時の「心配り」のポイントについて、箇条書きにしてまとめてみましょう。ここで言う「葬式」は、「喪主」の立場で「葬式」を出す時というより、親しい仲間の家で不幸があった時の「お手伝い」を念頭においておりますが、ご自分が「喪主」という立場になられた場合も同様なことがポイントになってきますから応用してお考えになっても結構です。

1.まず、お手伝いの人員の業務の整理と分担
先に述べましたとおり、「故人」の顔が広かった場合は、多方面の関係者がお手伝いに集まってくる場合があります。そうでない場合も、誰かがリーダーシップを取って、業務を洗い出しお手伝いのメンバーで分担しなくてはなりません。あまり、でしゃばっても行けませんが、「誰かがやるだろう」と考えて誰もやらないと「喪主」始め「故人の遺族」は安心して、葬儀が進められません。
受付・会計・案内、その他、通常考えられる葬式の時の役割を葬式の規模や会場などを勘案して洗い出し、必要人員を配置し、その人が責任を持ってその仕事をしてくれるように「心配り」が必要です。

2.受付
会場の受付は通常、芳名帳に参列者の名前や住所を書いていただくように促し、一方で「香典」や「花代」を受け取ります。この時、後から香典返しなどの返礼をする遺族が分かりやすいように、芳名帳を関係先毎に分けたりすることも必要ですが、一方で記帳をする人があまり長時間待たないように、臨機応変に関係先毎に作った受付場所の変更といった判断も必要です。この臨機応変な変更によって、せっかく関係先毎にしようとした芳名帳がその通りにならなくなる場合も少なくないのですが、優先すべき事項が何なのか、後々のご遺族の利便性なのか、その時の会葬者の待機時間の縮小によるスムーズな受付なのか、受付の担当者は、瞬時に判断して、会葬者への的確な応対が迫られます。

3.会計
受付にて受け取った「香典」や「花代」は、あくまで遺族に代わって預かっているだけですが、遺族にとって、通夜式の日にいくら、告別式の日にいくらというお金の集まり具合はひとつの関心事ですし、誰がいくら持ってきてくれたかといったリストが、数時間後に出来上がっていることは、大変ありがたいことです。
だから、会計担当者は、「香典袋」の現金を確かめ、それを持ってきた方のご住所やお名前などともに、別紙に記帳していきます。こうして集まった現金が、帳簿上のあるべき金額と、現金を集計したものとが違っていることのないように、きちんと整理する必要があります。
それから、集まった現金をどういうタイミングで誰に渡すのかもポイントになります。喪主などの遺族は、それを受け取る心のゆとりがない場合もありますから、しかるべき葬儀の責任者に渡さなければなりませんが、万が一の間違いがおきないように、適当な人物は誰なのか、しっかり考えて対処する必要があります。

4.案内
葬儀の会場が分かりにくいところの場合、もより駅から、案内の人間が案内看板などを手に持ち、会葬者の案内に立つ場合が多いかと思います。何箇所に立てば、会葬者が迷わずに葬儀会場に迎えるのかを考え、適切な人員配置を行います。
この役割は、葬儀のお手伝いに集まった人達の中では比較的若い人に任される場合が多いかと思います。受付や会計に比べて対人接待が少ない仕事ですが、任された場合はしっかりと勤まるようにしなくてはなりませんし、若い部下や後輩には、この役割を与えられたら、
しっかりと責任を果たせるように教育しておきたいですね。
案内の人は、愛想よくニコニコとお迎えするものではありませんが、つまらなそうにボヤッと立っているような人では、「故人」並びに「ご遺族」のためになりません。会葬者に声を掛けられることも少なくない役割ですから、数時間のご案内がきちんとできるように最低のビジネスマナーが備わっているように教育したいですね。

5.お荷物、コートなどのお預かり
冬の葬儀などでは、会葬者のコートやバッグが焼香の時の邪魔で、預かってあげる必要がありますが、あまり気安く預かって、渡し間違いがあったり、紛失したりなどということがあってはいけません。合札制で預かるとか、貴重品は入っていないかなどの細かな気配りで、事故がないようにしたいものです。その意味で、この役割も軽いものではありませんから、受け持った人は責任を持って、現場からはなれないようにしなくてはなりません。また、この役割を誰かにお願いする場合は、注意事項を打ち合わせて、お願いをする必要があります。

6.お清め
最後にお清めですが、会葬者に立ち寄っていただくようにご案内することは、喪主の気配りの代行ですから、あまり強引にならない程度にお勧めする必要があります。
しかしながら、多くの場合、葬儀後に葬儀会場から喪主に対し、飲食の代金が清算され、請求されますから、お清めの会場にご案内した後のお会いお相手は、適当な範囲で、上手にお引取りいただける程度の接待で留めておくくらいがよろしいかと思います。
まして、一般会葬者がお帰りになったと、「お手伝いの皆さんもどうぞ・・・・」となった時には、お断りはしないまでも、適当なところで引き上げるようにしたいものです。

冠婚葬祭のことを「マツリゴト」と言います。
漢字にすると「政」です。
これを古来、きちんと邑(部落)を仕切れる人が、人の上に立ち、酋長してその邑を治めたものとだと思います。
企業や店舗などの複数の人間が組織する集まりが、組織力を高めるには、この「マツリゴト」を仕切れる人を育てることが必要ですね。

経営者の皆さんは、是非、部下の皆さんに「葬式」のお手伝いの場を数多く経験させ、仕切りのできる人に育てましょう。
今日のブログもブログとしてはやや長めになってしまいました。
このあたりでやめておきましょう。

次回は、第三回「自己実現」について、また、お読みいただければ幸いです。

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2005年11月26日 (土)

シリーズ「仕事の出来るヤツ」Ⅱ 

企業や店舗を経営されている皆様へ、少しでもお役に立てれば・・・との思いを込めて
今日は、先日、お伝えした、
第一章:「宴会上手なヤツをお届けしたいと思います。

いうまでもありませんが、ご自分の企業や店舗のメンバーを「仕事の出来るヤツ」に育てなければ、組織の力は大きくなりません。少しだけお時間をいただき、参考にしていただけたらありがたいと思っております。

さて、どんな人でも一度は「宴会」というものに参加、列席したことがあろうかと思います。参加して楽しい宴会とは、お酒やお料理がおいしいだけでなく、幹事が細かいことに気を配っている、よくよく計算された宴会だとは思いませんか?

今日お伝えしたいのは、「宴会」の組み立てと、仕事の組み立てとはまったく構造が同じで、「宴会の幹事」をきちんとできる人間は、「仕事もきちんとできる」ということです。
逆に言うと、たかだか数時間の「宴会」が組み立てられないヤツは、「仕事」の組み立てもできないということでもあります

にもかかわらず、企業や店舗のような組織において、「宴会」は就業時間の後であることもあって、「宴会の幹事」という仕事が意外に重要視されていない。上司・先輩が、後輩・部下にきちんと教育していないことが多いようです。
割り切った考え方をする若い人は、「業務の時間外だから・・・」と「宴会の幹事」という試練の場を好みません。
しかしながら、経営者の皆さんは、若いスタッフに対して、「宴会の幹事」ができるようにしっかりと教育するべきだと思います。

ここから、「宴会の組み立て方」について少し、具体的に書きながら、細かなポイントなども考えてみたいと思います。

まず、
1.宴会の主旨=目的
送別会、歓迎会、結婚式の披露宴、祝賀会などの公式なものから、ちょっとした仕事の打ち上げ、懇親会や同窓会なども宴会であり、それぞれ、主旨=目的がありますね。
「宴会」の組み立て、(それは業務でいうところの企画と実施ですが、)を任された「幹事」さんは、主旨=目的をしっかり確認し、その主旨=目的に沿った宴会を組み立てなければなりません。それが不明確な「宴会」は出席者を退屈させ、満足をしてもらえることはないでしょう。

次に
2.宴会の主役
送別会や歓迎会の主役は明らかですが、同窓会や懇親会などは参加者全員が主役です。その中で、挨拶をする人、乾杯をする人などは、当然目立つわけですし、そういうことを好まない人も多いですが、好む人も少なくありません。
主役に気を配った挨拶をしてもらえる人に、予め、その宴会の主旨=目的をご理解いただいて主役が霞んでしまわないようにしていただく必要がありますね。
また、イベント的に実施する抽選会や歌、音楽演奏などがあまりにインパクトがあり過ぎるのも「宴会」の主旨=目的と主役を霞ませてしまい、結果的に、出席者皆さんの満足が得られないということにもなりかねませんから、注意が必要です。

さらに
3.目的に沿った会場選び
宴会の形式が立食パーティがいいのか、座敷がいいのかなど、どんな雰囲気の展開が宴会の目的に沿っているかによって考え、その結果、適当な会場の候補が浮かび上がって来るものです。

4.会費の設定など
会場選びと深い関係にある料理の内容や、飲み物の種類と量、これによって宴会の会費が決まってきますが、往々にしてあるのが、参加者の懐具合から考えて、少ない会費で実施しなくてはならないことも少なくないかと思います。
例えば、学生さんたちに対する慰労会などは、参加者である学生さんから多くの参加費を徴収するわけには行きませんから、低料金でボリュームのある料理が期待できるお店を会場にして、学生さんたちから負担にならない程度の会費を徴収するのか、あるいは主催者側が負担しなくてはならない場合も多いと思います。

ということで、誰でも考えることを列記してみましたが、ここまでは基本中の基本。されども、その基本項目の洗い出しを忘れて、いきなり宴会の組み立てをしている人も良く見かけます。
けれども、いわゆる日中の業務時間中の仕事で何かを組み立てるとき、「企画書」が必要で、主旨、会期会場、経費などがその企画の実施のために筋が通っていなくては企業や店舗でお金や人的な労力をかけて組織ぐるみで取り組むことはできません。
だから、フォーマルな宴会では、しっかりと主旨=目的、会期会場、会費などを明確にしておいてその先の細かいステップに入らなくてはならないのは当然です。

一方、インフォーマルな、急遽決まる何かの打ち上げのような「宴会」では、こういった基本事項を改めて書き出してみたりする時間もないし、そんなことをする人もいないですね。しかしながら、急遽「幹事役」を勤めることになった人間は、今日の主旨は何なのかを考え、次のステップの事柄に対応することが「仕事の出来るヤツ」とそうでないヤツの違いになって表れることを意識しておいてもらいたいと思います。
さて、ここからが次のステップで大切です。ここからが、「仕事の出来るヤツ」とそうでないヤツの違いになって表れる部分です。

5.式次第、席次
式次第や席次を考えるときには、多少のビジネスマナーの心得が常識として必要です。最初に主催者が挨拶するのか、来賓に挨拶をしてもらうのか。乾杯の発声は誰がするのか?なども参加者(出席者)の顔ぶれから考えて、皆さんに不満がないように、心配りが必要です。

席次も大切です。上座と下座・・・・そもそも上座とは何かを知らない人も少なくないでしょう。
どういう人が上座に座り、どういう人が下座で、下座の人は何をするべきなのか?ここでは割愛しますが、基本の考え方は「おもてなし」と「心配り」です。その「宴会」の主役が上座に席を取り、参加者から注目されやすいように考え、一方、「おもてなし」をする側の幹事は、司会者や、会場となるお店の人とのコミニュケーションがとりやすい場所に席を構えます。だいたい、そういう場所は出入り口付近ので、下座となるはずです。

6.演出
さて、「宴会」の参加者に満足してもらうためには、もう少し、工夫を凝らしてみたいですね。
これには装飾的なことと、ショータイムまたはゲームのようなイベント的なことがあると思います。
最初に(1)装飾的なこと
ですが、会場の中心に当日の「宴会」のタイトル看板があると主旨=目的が明確になりますね。この看板の設置箇所がステージとなり、司会者や主役が参加者の前に出て、お話をする場所となります。
また、非常にフォーマルな「宴会」には「式次第」が大きな紙に書いてあり、掲出されていることも多いですね。宴会がどういう筋書きで進んでいくのか、出席の方に分かるようにしておくのも親切です。
装飾といえば、結婚式の披露宴などでは、客席、または料理が並ぶテーブルに生花が飾られています。

それから(2)イベント的なこと
も「パーティ」的な「宴会」には欠かせません。抽選会、ビンゴ大会、あるいは、生バンドが演奏をするとか・・・・費用がかかリますが、出席者が盛り上がり、何か得した気持ちにさせるには有効な手段です。

最後に、
7.幹事団の組織と業務の分担です。
何百人も集まる大きなパーティではもちろん、小さな突発的な「打ち上げ」のような「宴会」でも、全部を一人でこなすことは大変です。
例えば、5人の小さな「宴会」でも、出席者のグラスに氷や飲み物がなくなっていないか、自分の手元にアイスペールを置いて、常に気を配っている役目の人間と、お店の人に料理や飲み物の注文をする人、会計をして、出席者からお金を集める人など、いくつかの役割があり、これは分担が可能です。
これを瞬時に業務分担することが出来る人は、当然、大きな「宴会」の組み立ての時は、予め、誰が何を担当し、当初の企画に沿って実施運営できるようにするかという段取りを考え、リーダーシップを持って仲間に指示することができるはずです。
そういう人は、当然、企業や店舗が実施すべき業務上の企画の運営も、上手にこなすことでしょう。

ご覧頂いたように、「宴会」の組み立てをする時に、必要なことは、参加者に対して「満足してもらう」ために様々な心配りです。心配りを形にするためには、それを実現するための準備も協力者も必要ですから、チームワークもよくなければなりません。まさに、普段の仕事を進める方法と同じです。

だから、たかが「宴会」されど「宴会」、経営者はしっかりその組み立ての方法をチェックして、参加者が満足するような「宴会」ができるように指導したいものですね。楽しい「宴会」の場で、説教をするばかりと言うわけにも行きませんが、うまいタイミングを見計らって、どんどんと教育指導してあげましょう!そんな業務時間外の教育指導が、「仕事が出来るヤツ」を育て、企業や店舗の組織力を高めるひとつの方策です。

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2005年11月25日 (金)

仕事の出来るヤツ 序章

今日からシリーズ「仕事の出来るヤツ」という連載を書いてみたいと思います。

人が仕事をしていく上で、そのスタイルが個人事業であっても、大企業のサラリーマンであっても、他人との係わり合いは不可欠です。
「仕事の出来るヤツ」は概ね人との関り方がうまいヤツ・・・ということが出来ると思います。

・要領よく自己PRが出来るヤツ
・もらったチャンスを確実にものに出来るヤツ
・上司やお客様から頼りにされるヤツ

いづれにしても、仕事が出来るということは、収入が多いということに繋がるし、本人にとっても出来ないより出来た方がいいに決まってます。
組織の長としては、組織に所属する人間には「仕事の出来るヤツ」になってもらいたいはずです。

今回は、組織を動かさなくてはならない、「長」の立場の皆様に向けて「釈迦に説法」と言われるかも知れませんが、「仕事の出来るヤツ」を育てるための5項目を連載でお届けしたいと思います。

でも、今日は目次だけにしておきましょう。
長くなると読む気がしなくなりすから・・・・
お忙しい皆さんに、1日3分だけ、目を通していただけるような連載にしてみたいと思います。

                     目次

第一章:宴会上手なヤツ
 ・・・・あいつに任せておけばみんなが満足する宴会が組み立てられる
第二章:葬式上手なヤツ
 ・・・・たまにしかない、人生の大事なシーンこそ、実力の見せ場
第三章:自己実現のための人間関係の基盤
 ・・・・人間は保守的な生き物、郷に入れば郷に従えということも
第四章:常に斬新なアイディアを持っているヤツ
 ・・・・斬新なアイディアは、たくさんの情報の整理、編集が基本
第五章:強い思いで自己実現するヤツ
 ・・・・野心がなければ成果も無し、「こうしたい」という思いが大切


こんな内容で、今日から5日、普段から申し上げていることを文章にしてみたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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競争を好む気持ち

人に負けることを悔しく思わないものは、
                    戦いの場に立つ資格はない。

 ・競争相手は社外にはもちろん、部下や上司、先輩も・・・・
  仕事の成果でも、専門知識や一般
知識、体力や行動力でも
  「負けたくない。勝つのだ。」と思う気持ちが努力や工夫を生みます。

戦いの場に立つ気持ちを持たない者は、
                   大きな獲物を得ることはない。

 ・努力や工夫なく戦いの場に立つことは、負けを前提に戦いに出るようなもの。
 ・太古の昔、狩をしていた男たちはより大きな獲物を得るために努力と工夫を重ねたと
  
言います。
  
そして、ウサギよりイノシシ、イノシシよりマンモスと、より大きな獲物を狩ることが
  できたものが酋長となり、その人たちのリーダーとなったといいます。


もうじき12月、今日は、年間最大の消費の月を前に当たり前のことを、復習してみました。

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