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2009年10月17日 (土)

藤沢都民の肌感覚

今週は何だかんだのドタバタで二日間も更新をお休みしてしまいました。

火曜日は都内で、水曜日は藤沢市内で、昨日も藤沢市内で新規案件が入り、そのうえ、夜のスケジュールがあれこれあって・・・、結構パニック気味の一週間でした。

この土日に取り戻したいと思います。

さて、もう今月も半ば、あっという間に10月が終わるでしょう。

街角には年賀状やらカレンダーやら来年のアイテムが並んできました。

月日の経つのは何と早いものか・・・・、この前まで暑い夏だったのに、もう冬がすぐそこに来て、そして年が明ければ「初春」となるわけです。

光陰矢のごとし、まさにそう思います。

私、この仕事の前は百貨店に勤めていました。

20年間勤めたうちの概ね10年は婦人服の仕事でしたが、春になるとアパレルメーカーの秋の商品の展示会に行って、商談をします。

秋にはその反対の春物の商談でした。

このサイクルで過ごしているとすぐに次の季節になる様な気がしたものでした。

また、残りの10年は販売促進の仕事で、こちらの仕事も季節の先取りをして計画を立てる仕事です。来年の販売計画を立案し、秋冬のうちに来年の春や夏の装飾計画、媒体計画、さらにイベント計画・・・これらの計画を具体化して実行に移すまでの時間がどんどんと迫ってきますから次の季節がどんどんやってくるといった印象でした。

しかも終わりなき戦い、次から次へと季節が巡り来るからです。

こんな日々、夜遅くまで会社のパソコンに向かって作業をして、そして終わりきらない作業をメールで自宅に送って、それから帰宅して、飯と風呂のあと深夜まで自宅で続きの作業をしたものです。もちろん、深夜に行った作業は会社のパソコンに送り返して、翌日、出勤して続きを進めるのです。

何のために電車に乗って行き帰りしているのか・・・・?もちろん家に帰って家族に会って、飯を食って・・・、それをしたくない訳ではないのですが、かなり、通勤の時間の無駄を感じていたものです。

朝早く、都内の会社に出かけて、夜遅く帰宅する、こういう生活を送っていると、地元のお祭りやら選挙やら、そういったことには一切興味は持ちません。電車沿いに咲く桜の花には気がついても、ひっそりと咲く梅の香りには気がつきません。

こういう人たちを私の住む藤沢では藤沢都民というそうですが、6年前に前職を辞めて、独立開業したのちに知った言葉です。

辞めて独立して、通勤時間が大幅に減った後、ここ地元湘南には季節ごとに違う顔を見せる素晴らしい自然や興味深い歴史、結構楽しめるイベントなどがあることに気がつきました。これは素晴らしいことです。

20年も政治家をやっているという地元の市議会議員さんのことを全く存じ上げず、初めて顔と名前を覚えたり・・・、思えば市議会議員選挙などほとんど投票した覚えがないことにも気がつき、今ではしっかり反省しています。

しかし、この一般的なサラリーマン感覚って実は多くの一般大衆の生活感覚であって、我々地元で中小零細企業の経営などという仕事をしている立場の人たちとは大分違っていることを認識しなくてはならないのだと思います。

しかも、こういった一般的なサラリーマン家庭の皆さんが世論を作り、消費を支えているのです。

郊外である湘南の商店街にあるファッション雑貨店も、飲食店も、お客様の大半はサラリーマン家庭の皆さんのはずです。

ところが、どうも、そういった皆さんと中小零細企業経営者の肌感覚がかなりずれてしまっていることを見かけるのです。

彼ら、一般的なサラリーマン家庭の皆さんは、女性はもとより男性もおしゃれです。電車に乗って都内に出かけ、多くの情報に触れ、緊張感の中に晒されているだけあって、年齢を問わずファッションセンスが高い人が多いような気がします。

一方、我々のように、自宅のそばの会社や店舗で経営などしていると、服装に気を使わなくなり、身だしなみもそれなりで済ませてしまうようになることがある。

ネクタイは窮屈だし、革の靴も脱ぎ履きが面倒だ。こうなるとだんだんとファッションに興味がなくなる。おっさん化が進む。田舎の親父になっていく。

そして都内に出なければ、都心の情報に疎くなっていきます。

ファッションや飲食店の情報ばかりでなく、大手企業の新商品の発売情報とか都市開発の情報などにも疎くなっていきます。

これは私の実感で、不勉強で怠惰なのかも知れません。そうでない方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら、シャッター通りになってしまう商店街の問題などは、お客様の数、そのものが足らないといった現象の前に、お客様からの指示が得られていない原因が、経営者側の問題があるように思うのです。

我々の地元、湘南ではあまり問題になっていませんが、東北の地方都市などに出かけるとシャッター通り商店街の問題は顕著です。

つまり、根本的に消費者のニーズに、経営者の品揃えが答えられない、「お客様の方がおしゃれなもの、美味しいもの知っていて、店舗側はそれを知らない」といった経営者側の不勉強、情報不足を解消しないと一般的なサラリーマン家庭には支持されないのだろうと思います。

さて、こういった問題は、商店街の店舗に限らず、気にしておいていい問題だと考えます。

ウェブ制作をしている弊社はもちろん、製造業の会社でも、建築業の会社でも、おしゃれで情報量が豊富な人でなければ取引が増えません。

そうでなければ、取引先のニーズに答える発想が出来ないからです。

創業5年目の秋に、今一度、びしっとスーツを着て、ネクタイを締めて、そして情報をたくさん集めて、いろんな方と話が出来てビジネスのお手伝いができる人になろうと決意している私です。

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コメント

桜井淳さま

たいへん興味深く記事を拝見しました。

○○都民という言葉は、首都圏では良く聞く言葉ではありますが、セグメントの分け方として、このような視点もあるのだということに気がつきました。

湘南地域は観光客が多いですから、つい観光客を中心としたPRをしてしまいがちですが、実は湘南地域には、○○都民がたくさん住んでいるわけですよね(わたしもそのひとりです)。

ですから、観光客ばかりではなく、○○都民向けのPRをすることで、地場産業がこれから展開していく上でのヒントを考えることができるはずなんだと思います。

ありがとうございました。

投稿: まつうら | 2009年10月28日 (水) 21時02分

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